イチローが教えてくれた5つのこと

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「いま、小さなことを多く積み重ねることが、とんでもないところへ行くただひとつの道なんだなというふうに感じています」


これはイチロー選手が、メジャーリーグの年間安打数の記録を破ったときのコメントです。さまざまな記録を叩き出している非凡な選手に見えるイチロー選手も 生まれついての天才ではなく、小さなことを積み重ねた末に高みまで辿り着いたのです。この言葉は、ひとつひとつは小さなことでも、継続することが結果を生 み出すという普遍的なことを教えてくれます。
「自分でやること、やろうと決めたことに対しては、手抜きしないことです。そこで手抜きをしていたら、たぶんそっぽ向かれると思いますよ。おまえ、自分が決めたこともやれないのか、というふうに思われちゃうでしょうからね」

イチロー選手を偉大なメジャーリーガーに仕立て上げた秘密は、自分がやると決めたことは何があっても万難を排してやるという、長期間にわたって習慣 として持続させる継続力。そもそも一流と呼ばれる人々は、当たり前のことを当たり前に行なう習慣をもっているのです。調子のいいときや、やる気のあるとき なら誰でも努力はできます。肝心なのは、やる気があろうがなかろうが、やるべきことをいつも通りこなせるかどうかです。

「僕を天才という人がいますが、僕自身はそうは思いません。毎日血の滲むような練習を繰り返してきたから、いまの僕があると思ってます。僕は天才ではありません」


「やりたいこと」と「やるべきこと」。その綱引きがはじまったとき、多くの人は「やりたいこと」の方に軍配を上げてしまいます。なぜなら「やるべきこと」とはたいていの場合、苦痛をともなう作業であるからです。

「びっくりするような好プレーが、価値に結びつくことは少ないです。確実にこなさないといけないプレーを確実にこなせるチームは強いと思います」


相手を変えることは難しいですが、自分を変えることならすぐにできます。それは仕事もそう。自分に合う仕事がないかと考えるのではなく、目の前にある仕事に合わせて自分を変えられるかどうかを考えることが大切です。

「僕にとって、これからやるべきことで新しいことは何もない。これまでやっていることをできるかどうか」


現代は高度情報社会。情報量の増大とともに選択の幅も広がり、ひとつの分野に愚直に打ち込む行為を低く見て、マルチで多彩な才能を必要以上に持ち上げる風潮があります。

しかし。選択肢が多いということは迷いも多いということですね。あれこれ目移りしてしまうことで、どれも自分のものにできない結果を招いてしまうこともあります。
「どうしても勝たないといけないです・・・・・これについては気のきいたことは言えない。当たりまえのことしか言えない」

プロ意識とはこういうもの。がんばらなくても結果を出せる人と、がんばっても結果が出ない人。プロの世界で評価されるのは前者なのです。

著書 「イチローの成功習慣に学ぶ」  引用

みなさんは、初めてお父さんとキャッチボールをしたときの気持ちを覚えていますか?

きっとまた、明日もお父さんとキャッチボールしたいと思ったのではないでしょうか?

スポーツもビジネスも、大切なのは初心を忘れない事だと思います。